こんいちは、カワルです。
今回は「気密性=C値の注意点」をお話しします。
是非参考にして下さい。
換気口を閉じて計測している
C値は、断熱工事完了後、換気口を閉じて計測しています。
その為、換気方法による快適差が反映されていないことが注意点となります。
住宅の換気方法
・第一種換気(機械で空気を入れ、機械で排気する)
・第二種換気(機械で空気を入れ、自然に排気する)
・第三種換気(自然に空気を入れ、機械で排気する)
※住宅は24時間換気をすることが2003年に義務化されています。
2003年に24時間換気が義務化され、どの住宅も2時間に1回室内の空気が外気と入れ替わるように換気をしないといけなくなっています。
換気方向は上記の3種類になりますが、熱交換(外気を入れる時に内気の熱を回収するシステム)がされているかが快適性を大きく左右します。
例えば第三種換気の場合、給気口は外壁に穴をあけていますので熱交換が無い場合外気がそのまま室内に入ってきます。いくらC値が良い家でも、給気口から外気がそのまま入ってきたら意味がありません。
経年劣化する場合がある
c値は、家のすき間を埋めれば性能が良くなります。
構造にもよりますが、特に木造の場合は、構造体(木)が呼吸し、乾燥による収縮などで動くため、10年後の気密性・20年後の気密性は劣化する可能性があります。
あくまでC値は初期性能として考え、構造体の劣化対策(木造であれば含水率や樹齢)を確認するようにしてください。
まとめ
最後まで目を通していただきありがとうございました。
性能で住宅を比較しがちですが、購入時に比較しているのは初期性能であることを認識しましょう。
家は長く住むものなので、劣化対策が非常に重要です。
性能比較(数字)比較だけにならない様に注意してください。
コメント