今回は、床暖房を採用しているにもかかかわらず足元が寒い!事例をご紹介します。
せっかく床暖房をつけたのに寒いのではつけた意味がありません。
これから床暖房の採用をご検討されいる方は是非参考にして下さい。
リビング内階段に注意!!
今回の事例の原因は、階段から2階の冷気が伝わってきて足元が寒く感じる事例です。
家族のコミュニケーションを重視して、ダイニングから2階に行けるようにプランを作成しました。
床暖房だから大丈夫だろう、と思っていました。
しかし、階段とダイニングテーブルの位置が近いため、食事をとる時、足元冷気を感じます。
階段からの冷気が想像以上だった
空気の性質として、暖かい空気は上にいき、冷たい空気は下にとどまる、という性質があります。
お風呂で足し湯をした後、上の方が温かく、下の方が冷たく感じるのと同じ現象です。
階段は、狭い空間が壁で仕切られているため、筒上になります。そのため、2階の冷気が集中して足元の寒さが感じやくなります。
対策
①階段の登り口に扉をつける。
扉をつけて2階の冷気を遮断する方法です。
扉をつける為に廊下を作る方法もありますが、寒さを感じる時だけ閉めると割り切れば登り口すぐに扉をつける方法があります。
この時の注意点は、階段を降りてくる時に開けやすい扉にする事です。普通の扉だとドアノブの高さが決まっている為、降りてくる時に開けにくいです。
どこの高さからでも開けれるパーテンションタイプの扉がオススメです。
また、1階に付けにくいという方は、2階の階段降口に付ける方法もあるので検討してみて下さい。
②2階の廊下も温かくする。
全館空調や全館床暖房にして家中の温度差を無くす方法です。温度差がなくなれば当然ですが、2階の冷気は気になりません。
この時の注意点は、光熱費とメンテナンス・機械の修理費用を確認してください。
③ロールスクリーンをつける
①、②を検討したが無理、という方はロールスクリーンを取り付ける方法もあります。
しかし、冷気でロールスクリーンが動く、上げ下げが面倒などの懸念事項があますので取り付ける場所はよく検討した方が良いと思います。
本日のKIZUKI
大丈夫だろう、と思ったことは大丈夫じゃないと思って考えた方が後悔しない家づくりに繋がります。
大丈夫じゃない、と考えて後悔しない家づくりをしましょう!
コメント