一条工務店「HUGme ハグミー」を研究してみた!

今回は、一条工務店様のHUGmeについて研究してみました。
是非参考にしてくださ

価格について

まず価格についてですが、非常にお値打ちです。
間取りによっても変わると思いますが、建物本体工事費は税別坪50万円位で建築する事が出来ます。
仮に施工床面積33坪の家であれば「建物本体価格=約1,650万円(税別)」となります。

建物本体工事価格以外に必要な費用は1650万円に、①確認申請・長期優良住宅申請費用等(約50万円程度)②仮設工事・屋外給排水工事等(約120万円程度)③標準外工事(基礎補強工事、床暖房等選択のによる)(約300万円程度)④太陽光・蓄電池(約250万円程度)⑤その他(外構工事・インテリア工事)(約300万円程度)を含んだ約2670万円(税別)+諸費用(銀行費用・登記費用・火災保険費用等)が総額となります。

大手ハウスメーカーだと3200万円位~という相場感になります。

構造について

ハグミーの構造は2×4工法です。
2×4工法とは、壁式工法(壁で地震に耐える)で2インチ(38㎜)×6インチ(89㎜)の規格材を合板で挟んだ工法です。

2×4の建築会社
①一条工務店(2×4工法・2×6工法)
①住友不動産(2×4工法・2×6工法)
②ハイテックマツムラ

2×4工法の耐震性については、社団法人日本ツーバイフォー建築協会が東日本大震災の時に調査結果を報告しています。

(出典:一般社団法人ツーバイフォー建築協会 「東日本大震災被害調査報告会」会員アンケート調査概要
上記調査によると、地震力に直接影響する全壊は0件、半壊が2件、全体20,122軒のうち19,633軒の約98%が多少の被害及び被害無となっており、非常に優れた結果となっています。

性能のついて

性能についての物差しは、「住宅性能表示制度」を基準とします。
「住宅性能表示制度」は、様々な住宅の性能をわかりやすく表示し、良質な住宅を安心して取得できる市場を形成するためにつくられました。
今回は、住宅性能表示制度の10項目の中から「構造の安定に関すること」と「温熱環境・エネルギー消費量に関すること」に絞って評価していきたいと思います。

まず、「構造の安定に関すること」については、下記のような等級で表示されます。

等級1建築基準法と同等レベルの耐震性
等級2建築基準法の1.25倍の耐震性
等級3建築基準法の1.5倍の耐震性
住宅性能表示制度 耐震等級(構造体の倒壊防止)

ハグミーは2倍耐震となっている為、建築基準法の2倍の耐震性を有しており、住宅性能表示制度の耐震等級3以上だと言えます。

次に「温熱環境・エネルギー消費量に関すること」については、建物の外皮の断熱性能について「外壁、窓を通しての熱の損失の防止を図るための断熱化等による対策の程度を等級で表示しており、下記のような等級で表示されます。

熱損失の対策の程度1等級2等級3等級4等級5等級6等級7等級
UA値※1.671.540.870.600.460.26
ηAC値※3.82.82.82.82.8
※UA値・・・室内と外気の熱の出入りのしやすさ(数値が小さいほど熱が出入りしにくい)
※ηAC値・・・太陽日射の室内への入りやすさ(数値が小さいほど日射が入りにくい)
※表の数値は6地域(東京)の場合です。

ハグミーのUA値については一条工務店のHPでも好評されていませんが、色々な方がブログで上げている記事を参考にすると0.4程度かと思われます。
上記の等級にすると6等級と高い性能となっております。

間取り・設備仕様について

ハグミーの間取りは101プランの中から選ぶことになります。窓の位置は壁の位置の変更も一切できません。

間取りのパターン
①東西道路向け 32プラン
②南道路向け 34プラン
③北道路向け 35プラン

使いやすい間取りになっていますが、「東西道路向けプラン」みたところパントリー付きプラン・ランドリールーム付プランは非常に少ない印象です。

設備についてですが、キッチン・洗面・お風呂は標準仕様の1択となっています。

まとめ

今回は、一条工務店のHUGme(ハグミー)についてまとめてみました!
結論、資材の高騰がしている中、建物の価格を抑えながら住性能を確保している非常にいい商品だと思います!
その反面、i-Smart(2×6工法)より性能が劣る、間取りの自由度が低い、設備の自由度が低い、契約後の打合せは基本1回までと色々な制限があります。
自分たちのやりたいことをよく整理したうえでHUGmeにするかi-smart等にするか慎重な判断が必要となります。

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